活動紹介

新潟市薬剤師会は、地域住民の健康と福祉の向上を目指し、専門性を活かした多岐にわたる活動を展開しています。

健康啓発と相談活動

地域住民が健康に関する正しい知識を身につけられるよう、啓発活動や相談事業を積極的に行っています。また、地域イベントや講演会を通じて、医薬品の適正な使用や健康管理の重要性を広く伝えています。

薬物乱用防止活動事業

薬物乱用の未然防止を目的に、学校や地域イベントでの講演会等を通じて、薬物乱用の危険性や薬の正しい使い方を啓発しています。特に若年層を対象とした教育活動を重視し、薬物乱用防止の必要性を強く訴えています。地域住民との直接対話の場を設けることで、薬物乱用防止への理解と関心を深める取り組みを行っています。

災害時医療支援

新潟市と結んだ「災害時における医療救護活動の協力に関する協定」に基づき、災害発生時、迅速に医薬品供給ができるよう災害用医薬品を備蓄する災害用医薬品備蓄薬局を区内9薬局(ほか備蓄補助薬局2薬局)を整備し、発災時に開設される医療救護所などに医薬品を供給し、市民が速やかに安心・安全な医療を受けられるように支援体制を構築しています。また、災害時協力薬剤師として登録された薬剤師を医療救護所、避難所に派遣し、災害時でも住民の健康を守る取り組みを行います。

学校薬剤師活動

地域の学校・こども園等で、環境衛生検査や薬物乱用防止教育を担当する学校薬剤師が活躍しています。教室の照明や空気環境の確認、水質検査などを通じて、子どもたちが安心して学べる環境を整備。また、薬物乱用防止や薬の正しい使用についての教育を通じ、健康的な未来を支えています。

学校薬剤師に関するお知らせ
新潟市薬剤師会学校薬剤師部会「Q&A」集
新潟市薬剤師会学校薬剤師部会「Q&A」集【こども園用】
学校薬剤師 質問票

在宅医療支援

患者さんが、住み慣れた地域で、最後まで自分らしく暮らし続けられる社会の実現のため、薬剤師が地域包括ケアシステムの一員として活動できるよう、様々な支援を行います。具体的には、多職種との連携体制構築や事業の協働、在宅医療に関連する研修の開催、無菌調剤や小児在宅医療の推進などを行っています。

薬学生の育成と研修

薬学生実務実習において、より良い実習指導が提供できるように研修会等の開催及び実習に関するアンケート調査による課題抽出により、薬学生や実習薬局への支援を行っています。また、指導薬剤師の指導力向上、情報交換・共有を目的とした研修を開催しています。

救急医療支援

新潟市急患診療センターと西蒲原地区休日夜間急患センターの夜間・休日急患診療と新潟市口腔保健福祉センターの休日急患歯科診療における調剤業務、薬品管理業務などを通じ、安心・安全な医療を受けられるよう地域医療に協力しています。また、医療安全に対する知識、意識向上のため薬剤師会医療安全研修会を開催しています。

自殺予防対策

新潟県では、毎年多くの方々が自殺で亡くなられています。自殺はその多くが追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的な問題です。このような、基本認識の下、自殺予防対策員会事業として、では多職種と協働して、薬剤師ができる自殺予防活動を推進しています。

ADL(日常生活動作)低下予防啓発

骨折・寝たきり予防のために骨粗鬆症に対する認知度の向上や検診への働きかけにより早期発見に寄与しています。服薬継続サポートにも取り組み、健康寿命の延伸に貢献しています。

薬局の医薬品供給体制の整備

各薬局における、時間外の対応・在宅業務への対応・新興感染症への対応・検査キットの取扱いなど、機能や体制が分かるリストを取りまとめ、提供しています。また、長期休暇時の開局情報を行政へ提供し周知しています。

病薬・薬薬連携

病院薬剤師・薬局薬剤師が連携する「薬薬連携」が円滑に進むような活動を通して、繋ぎ目のない薬物治療が提供されるように努めています。病院に設置されている処方せんFAX送信機の維持を行っています。

地区活動

地区長・班長を中心とした地区活動をサポートし、各地区のイベント開催や参加のための助成も行っています。地区緊急連絡網を整備しております。また、ひまわりクラブでの「おくすり教室」を開催し、薬局の外での地域貢献活動をサポートしております。